マンションを購入するときには、購入代金以外にもさまざまな諸費用（諸経費）あり、これらは原則として現金での支払いが必要となります。
そこで諸費用の内訳や購入に準備するために費用な金額についてまとめました。
住宅購入にかかる諸経費を把握して無理のない資金計画を立てましょう。
新築マンションと中古マンションで購入の諸費用は異なる
新築マンションと中古マンションで購入にかかる諸費用は異なります。
新築マンションは不動産仲介手数料がかからないため、中古マンションよりも一般的に諸費用は安くなります。
諸費用の目安
- 新築マンション: 物件価格の3~6%
- 中古マンション: 物件価格の6~9%
| 新築マンション | 中古マンション | |
|---|---|---|
| 印紙税 | 2～6万円程度 | 2～6万円程度 |
| 不動産取得税 | 固定資産税評価額の3％ | 固定資産税評価額の3％ |
| 登録免許税 | 固定資産税評価額の0.1％〜2％ | 固定資産税評価額の0.1％〜2％ |
| 司法書士への報酬 | 5万円～15万円程度 | 5万円～15万円程度 |
| 固定資産税清算金 | 固定資産税の日割り額 | 固定資産税の日割り額 |
| 修繕積立基金 | 20～80万円程度 | なし |
| 仲介手数料 | なし | 物件価格の3% + 6万円 + 消費税 |
| 住宅ローンの事務手数料 | 融資額の2.2％ | 融資額の2.2％ |
新築マンションの購入には物件価格の10%の現金が必要（一部返金あり）
新築マンションの購入には手付金が必要となり、この手付金を不動産会社に預けることで新築マンション購入の契約に進めます。
現在の相場としては、手付金は新築マンション価格の10%を提示されるケースが一般的です。
また人気マンションとなると手付金の準備ができていても購入のための抽選が必要となることも多く、抽選に当たらないと購入できないので注意しましょう。
そしてマンション購入を購入できた場合は、初期費用は手付金から支払うことができ、手付金から初期費用を引いて余った金額が不動産会社から返金されます。
新築マンション手付金と諸費用の目安
| 物件価格 | 手付金の目安 | 諸費用の目安 |
|---|---|---|
| 3,000万円 | 300万円 | 90~180万円 |
| 4,000万円 | 400万円 | 120~240万円 |
| 5,000万円 | 500万円 | 150~300万円 |
| 6,000万円 | 600万円 | 180~360万円 |
| 7,000万円 | 700万円 | 210~420万円 |
| 8,000万円 | 800万円 | 240~480万円 |
| 9,000万円 | 900万円 | 270~540万円 |
| 1億円 | 1,000万円 | 300~600万円 |
| 1億2,000万円 | 1,200万円 | 360~720万円 |
| 1億5,000万円 | 1,500万円 | 450~900万円 |
| 2億円 | 2,000万円 | 600~1,200万円 |
中古マンションの購入には物件価格の10%の現金が必要 (返金なし)
中古マンションの諸費用は前述したとおり物件価格の6~9％程度か、手付金は物件価格の5~10％程度となることが一般的です。
購入する物件や契約にもよりますが、最初に準備した手付金は諸費用と相殺されるためほとんど戻ってこなく、リフォーム費用なども考慮して物件価格の10%を初期費用として見込んでおきましょう。
中古マンション手付金と諸費用の目安
| 物件価格 | 手付金の目安 | 諸費用の目安 |
|---|---|---|
| 3,000万円 | 150~300万円 | 180~270万円 |
| 4,000万円 | 200~400万円 | 240~360万円 |
| 5,000万円 | 250~500万円 | 300~450万円 |
| 6,000万円 | 300~600万円 | 360~540万円 |
| 7,000万円 | 350~700万円 | 420~630万円 |
| 8,000万円 | 400~800万円 | 480~720万円 |
| 9,000万円 | 450~900万円 | 540~810万円 |
| 1億円 | 500~1,000万円 | 600~900万円 |
| 1億2,000万円 | 600~1,200万円 | 720~1,180万円 |
| 1億5,000万円 | 750~1,500万円 | 900~1,350万円 |
| 2億円 | 1,000~2,000万円 | 1,200~1,800万円 |
新築マンションと中古マンション購入で準備する費用のまとめ
この記事では、新築マンションと中古マンション購入で準備する費用についてまとめました。
新築マンションの諸費用は物件価格の3~5%、中古マンションは6~9%が目安となります。
そして新築マンションも中古マンションの購入も手付金が必要となるため、物件価格の10%を現金として準備しておくと良いでしょう。
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