住宅ローン

【持ち家vs賃貸】持ち家賃貸論争を解説【長期的には持ち家がお得】

持ち家か賃貸かの選択は大きな選択です。

結論から言えば、大家さんの取り分がないため持ち家がお得です。

毎月の住居費が同じなら、賃貸よりも持ち家のほうが同じエリアで広い部屋住むことができます。

持ち家の方がお得

持ち家がお得となるのは、長く住み資産価値の減少よりも住宅ローンの元金を減らしていることが前提となります。

最近はマンション価格が高騰しているため、数年住んだあとの売却価格が購入価格より高くなるケースも多くあります。しかしこれが今後も続くと当てすることはできません。

今後は大都市にあるマンションは希少価値があるため価格はこれからも高騰し、郊外のマンションは人口減少の影響を受けて値下がりの可能性が高いと考えられます。

持ち家賃貸論争は不確定要素が多いから起こる

持ち家賃貸論争いは、どこに住むかマンションか戸建てか、購入時の年齢や金利など不確定要素が多いため起こります。

資産価値の高い物件を購入することができれば、物件価値の減少がローン残債の減りよりも少ないため資産形成にもつながります。
もし理由があって物件を手放すときは、売却益を得ることができます。

有名Youtuberや著名人は売却益よりも、身軽さを重視するため賃貸を推奨しています。

持ち家の購入は怖い

持ち家の購入は、人生で最大の買い物です。そのため持ち家の購入には勇気も必要になります。

将来どうなるか分からないため、売却した場合の物件価格が住宅ローンの残りを下回らないように気を付ける必要があります。
いつでも住宅ローンの残債を支払える場合は気にしなくての大丈夫ですが、住宅ローン破産の割合はおよそ3%とも言われています。

買えるから買うは危険

住宅ローンの審査が通ったから買うは危険です。金融機関は住宅ローンを支払えなくなった場合の保証をしてくれる訳ではありません。

住宅ローンが支払えなくなったとき、最悪のケースでは住宅を差し押さえられ競売にかけられます。相場よりも安い価格で持ち家を手放すことになり、巨額の借金だけが残りますので気を付けましょう。

持ち家で選択肢を増やそう

都心マンションは売却もしやすく、永住前提で考えるのでなく住み替えも選択肢に入れておきましょう。

夫婦だけなら2LDKでも良いですが、子どもができたら広い部屋を求めて3LDK以上が必要となることが多いです。
そして子どもが成人して家を出て行ったら、夫婦二人だけでは広すぎるからと少し狭いところに引っ越すこともよくあります。

頭金を貯めるよりも時間が大事

頭金を貯めるまで待つより、物件を購入して住宅ローンの返済を始めましょう。

賃貸の場合は家賃が発生しお金が出ていくだけですが、住宅ローンの元金を減らすことができます。

例えば5,000万円の物件を、返済期間35年・金利1.0%の住宅ローンで購入していた場合には、 5年後には600万円も住宅ローン元金を減らすことができます。
この金額を頭金として貯めるのは難しいことも多く、また年齢も5歳増えているため住宅ローンの返済期間が35年とならない場合や審査も厳しくなることがあります。

年数毎月の住宅ローンの返済額住宅ローン元金残高
1年141,113円48,800,799円
2年141,113円47,589,522円
3年141,113円46,366,136円
4年141,113円45,130,430円
5年141,113円43,882,309円
5,000万円の物件を返済期間35年・金利1.0%で住宅ローンで借りた場合のシミュレーション

住み替えシミュレーション

たとえばマンションを5,000万円で購入して、10年後に4,500万円の価値になったとします。

そして35年の金利1.0%の住宅ローンで購入していた場合には10年後の住宅ローンの残りはおよそ3,750万円になります。

つまりマンションを売却することで、750万(4,500万 - 3,750万)円が戻る計算となります。
そして実際には不動産売却の仲介手数料や長期譲渡所得の税金を引いた額が利益となり、約500万円が手元に戻ってきます。

そしてこの売却で得た資金を次の自宅の購入にも充てることができます。
住み替えのときにまとまったお金が戻ってくることは、持ち家のメリットとなります。

年数毎月の住宅ローンの返済額住宅ローン元金残高
1年141,113円48,800,799円
2年141,113円47,589,522円
3年141,113円46,366,136円
4年141,113円45,130,430円
5年141,113円43,882,309円
6年141,113円42,621,651円
7年141,113円41,348,327円
8年141,113円40,062,213円
9年141,113円38.763,177円
10年141,113円37,451,092円
5,000万円の物件を返済期間35年・金利1.0%で住宅ローンで借りた場合のシミュレーション

資産価値のあるマンションを選ぶ

マンションを選ぶときは、その場所に住みたいか自分の生活に合うか、そして不動産価値が下落しないことを考えることが重要です。

マンションマニア

まず最初に見ていただきたいのがマンションマニアのブログです。マンション11回購入されている実績があり、売り手側でなく中立な目線でマンションの選び方をわかりやすく解説してくれています。

Youtubeもありラジオ感覚で流し聞きすることもできるのでお勧めです。

マンションコミュニティー

マンションコミュニティでは、マンション購入検討者や、購入者の口コミを見ることができます。気になった物件は目を通してみると良いでしょう。

マンション不動産価値の相場予測サイト

一つの予測サイトだけではそれを信じて良いか分からないため「イエシル」「住まいサーフィン」「マンションレビュー」を参考にすると良いでしょう。

過去の売買履歴や、周辺物件情報を参考に算出されたものですが、これらの価格よりも高い場合は自分で納得できる理由があるかを考えながら選ぶ必要があります。

マンションの不動産価値を考える基準

将来の不動産価値を予測することは正直難しいです。東京オリンピックが終われば不動産価格は暴落すると言われていましたが、実際には不動産価格の高騰は続いています。

そこで、将来10年後にいくらになっているかを考えることをお勧めします。
いまの市況が続いた場合とはなりますが、周辺の似たような条件で購入する物件より10 年古い物件の相場を調べてみましょう。

実際には不動産市況によっても変動しますが、将来これくらいの価格で売れるという目安があれば、そのときのローン元金の残りと比較して物件価値が維持されるか考える判断の一つとなります。

賃貸が良い場合とは

ここまで持ち家、特にマンションの購入について解説してきました。

賃貸のほうが良い場合はどういうケースかですが、将来の見通しが難しかったり引越しが多い場合です。

さらに住宅ローン自体を負担と感じてしまい大きな借金を背負いたくない人もいるため、全員が持ち家のほうが良いという訳ではありません。

賃貸が良い場合

  • 転勤が多いなど住む場所が確定していない
  • 気軽に引越しをしたい
  • 収入が安定しない

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